紀要論文 大阪方言の接続助詞カテについて
オオサカ ホウゲン ノ セツゾクジョシ カテ ニ ツイテ

高木, 千恵  ,  Takagi, Chie  ,  タカギ, チエ

15pp.36 - 58 , 2017-11 , オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガク ケンキュウカ シャカイ ゲンゴガク ケンキュウシツ , 大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
NII書誌ID(NCID):AA11555159
内容記述
方言記述
本稿では、大阪方言の接続助詞のうち、主として逆条件節を作る形式であるカテについて、その形態統語的な特徴と意味用法上の特徴について記述した。まず形態統語的特徴については、バリエーションとしてカテのほかにカッテがあることを確認したうえで次のことを指摘した;①原則として用言のタ形に接続するが、動詞否定形に限って基本形にも接続する、②同じ事態の並列には使用できない、③主節の文タイプが平叙文、確認要求文、行為要求文に限られる、④カテを含む助動詞は〈許可〉〈許容〉〈推論〉〈不満〉〈否認〉を表す、⑤カテを含む接続詞にソヤカテ・ソーカテがある。またカテのもつ用法を従属節・非従属節に分けて整理し、そこからカテの意味を次のように規定した。カテは、会話の参加者がもつ「p→q」という予測や前提について、それを覆してある事態が生じることを表す。これによって、逆条件であれば「p→q」の成立が否定され、順接条件であればqの成立する条件がp以外にもあることが表される。
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/67211/sln15-036.pdf

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