紀要論文 「アートプロジェクト」の美的評価 : その理論的モデルを求めて ① グラント・ケスター『一と多』における「コラボレーティヴ・アート」
Evaluating “Art Project” Aesthetically : A Survey of Prior Attempts 1: “Collaborative Art” in the One and the Many by Grant H. Kester
アートプロジェクト ノ ビテキ ヒョウカ ソノ リロンテキ モデル ヲ モトメテ 1 グラント ケスター イチ ト タ ニ オケル コラボレーティヴ アート 

田中, 均  ,  Tanaka, Hitoshi  ,  タナカ, ヒトシ

2pp.41 - 58 , 2017-09-15 , 大阪大学COデザインセンター
ISSN:18818234
NII書誌ID(NCID):AA1278294X
内容記述
研究ノート
本稿は、「アートプロジェクト」の美的評価の可能性を探求するために、美術史家グラント・ケスターが『一と多』で論じた「コラボレーティヴ・アート」について、その対立概念である「テクスト的パラダイム」との対比において検討する。この検討から、「アートプロジェクト」を美的に評価するための条件として、①社会的・政治的・文化的実践とかかわる多様な主体の相互作用を「アート」として枠付けることの効果に注目すること、および、②仮想的な観者の視点から解釈するのではなく、現実の多様な参加者・観者の解釈への権利要求を認めること、以上の2 つを結論づけた。
This article examines the contrast between “collaborative art practices” and “textual paradigm”discussed in The One and The Many (2011) by art historian Grant H. Kester, in order to develop criteria to evaluate “art projects” from aesthetic point of view. My conclusions are as follows: Aesthetic evaluation of “art project” should focus on the effects of framing such interactions by multiple subjects as “art” that are closely related to social,political and cultural practices: Art project should not be interpreted from the perspective of an imagined spectator, but multiple interpretations by real participants and viewer should be taken in consideration.
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/65080/cod_02_041.pdf

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