Departmental Bulletin Paper EPA介護福祉士候補者による日本語の専有 : 1年間のインタビューにもとづくケース・スタディ
Appropriation of Japanese by an EPA care-worker candidate : A case study by a year-long monthly interviews
EPA カイゴフクシシ コウホシャ ニ ヨル ニホンゴ ノ センユウ 1ネンカン ノ インタビュー ニ モトヅク ケース スタディ

藤原, 京佳  ,  Fujiwara, Kyoka  ,  フジワラ, キョウカ

29pp.129 - 158 , 2017-02 , 大阪大学大学院文学研究科日本語学講座 , オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガグ ケンキュウカ ニホンゴガク コウザ
ISSN:09162135
NCID:AN10106606
Description
EPA 介護福祉士候補者の日本語能力をめぐる問題は個人の問題として扱われることが多かったが、第二言語教育研究では近年、言葉の意味は相互行為の参加者によってその都度変化するものとして捉えられるようになった。本稿では言葉の慣習的意味に加え主観的意味を込めることを「専有」と呼び、あるインドネシア出身のEPA介護福祉士候補者が就労現場で言葉をどのように専有しているのかを考察した。就労開始から収集した1 年間のインタビューデータの分析の結果、協力者が用いる言葉には様々な思いや歴史が重ねられ、入居者の残存機能の維持、特定の入居者や職員との関係構築にもつながっていた。協力者は自らの日本語を「日本人みたいじゃない」、「言葉が出てこない」と考えていたが、協力者の日本語は誤用や逸脱ではなく、むしろ創造的な営みとして捉えられるべきである。
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/60631/hnk29_129.pdf

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