紀要論文 教職志望大学生の教職観・指導観と社会意識 : 4年間のパネル調査による経年分析から
A view on teaching and guidance and the social consciousness of university students aspiring to be schoolteachers : A long-term analysis of a 4-year panel questionnaire survey
キョウショク シボウ ダイガクセイ ノ キョウショクカン シドウカン ト シャカイ イシキ 4ネンカン ノ パネル チョウサ ニ ヨル ケイネン ブンセキ カラ

中村, 瑛仁  ,  長谷川, 哲也  ,  紅林, 伸幸  ,  川村, 光  ,  ナカムラ, アキヒト  ,  ハセガワ, テツヤ  ,  クレバヤシ, ノブユキ  ,  カワムラ, アキラ  ,  Nakamura, Akihito  ,  Hasegawa, Tetsuya  ,  Kurebayashi, Nobuyuki  ,  Kawamura, Akira

22pp.27 - 41 , 2017-03-31 , 大阪大学大学院人間科学研究科教育学系 , オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ , Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
ISSN:13419595
NII書誌ID(NCID):AN1055404X
内容記述
本研究では、教職志望の大学生への4 年間の質問紙パネル調査から、大学4 年間の学生の意識・行動の変化を検討した。特に、大学生の教職観・指導観、大学での学習、社会意識・行動に注目しつつ、1 学年から4 学年の間にどのような変化が生じるのか、探索的に吟味した。分析の結果、教職志望の大学生は、4 年間の間に教員としての使命感や責任感を高め、実際に教員なったときに役立つ基本的なスキルを獲得している。しかし、他方で政治や社会問題といった、教室・学校外の社会的事象への関心、すなわち社会意識については変化が限定的であることがわかった。特に政治的な項目については、むしろ関心が低まっていく傾向が示された。これらの結果は、教職志望の学生の意識が、大学4 年間の間に教室内・学校内に焦点づけられ、他方で「社会」への視点は置き去りにされている可能性を示唆している。以上の結果から、教育の格差問題など、社会状況の変化に起因する教育問題に対応する上で、教員養成段階において「現場での実践力」の提供だけでなく、教室内・学校内に限定しないより広い知識・教養を提供することの重要性を指摘した。
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/60446/1/aes22-027.pdf

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