紀要論文 周産期の親を支えるドゥーラの役割 : 臨床心理学的視点から
The Doula’s Role of Parental Support during the Perinatal Period : Considerations from a Clinical Psychology Perspective
シュウサンキ ノ オヤ ヲ ササエル ドゥーラ ノ ヤクワリ リンショウ シンリガク テキ シテン カラ

管生, 聖子  ,  スガオ, ショウコ  ,  Sugao, Shoko

21pp.145 - 152 , 2016-03-31 , 大阪大学大学院人間科学研究科教育学系 , オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ , Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
ISSN:13419595
NII書誌ID(NCID):AN1055404X
内容記述
研究ノート
ドゥーラは,出産前後の母親に対して,継続的な心身のサポートを提供する女性である。母親へのサポートは父親へのサポートにも波及する。医師でも助産師でも看護師でもないため,医療的介入はしないが,分娩中にドゥーラが関わることで,医療的介入や合併症の減少などの効果があると報告されている。アメリカなどでは職業として成り立っており,出産においてドゥーラからの支援を受ける母親も少なくない。日本では,あまり馴染みのない存在であるが,ドゥーラがもたらす心理的な支えがどのようなものであるかをまとめる。ドゥーラの関わりに見られる在り方が,出産だけでなく,流産や死産の場合であっても良い影響をもたらしうるのかを検討する今後の研究の一助とするため,ドゥーラのどのような役割が,妊娠出産期の親のどのような部分を支えうるのかという点について検討した。ドゥーラは,医学的介入はせず,妊娠出産時に親が親となるためのサポートを行い,主体性を引き出す。流産や死産を経験した親にとって,自身に起こった出来事を自分のこととして捉え,わが子への想いをしっかりと抱けるようになるためには,自身の体験に主体性を失わず目を向けることが重要である。そのため,流産や死産の場合であっても,その親が親として在ることが出来る力を引き出す要素をドゥーラの関わりに見出すことが可能であると考えられる。
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/57418/1/aes21-145.pdf

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