紀要論文 対人援助職従事者におけるバーンアウトと感情労働の関係性について : 事例分析を通した検討
The Relationship between Burnout and Emotional Labor in Interpersonal Service Professionals : A Case Analysis
タイジン エンジョショク ジュウジシャ ニ オケル バーンアウト ト カンジョウ ロウドウ ノ カンケイセイ ニツイテ ジレイ ブンセキ ヲ トオシタ ケントウ

土井, 裕貴  ,  Doi, Yuki

20pp.39 - 50 , 2015-03-31 , 大阪大学大学院人間科学研究科教育学系 , オオサカ ダイガク ダイガクイン ニンゲン カガク ケンキュウカ キョウイクガクケイ , Department of Education Graduate School of Human Sciences, Osaka University
ISSN:13419595
NII書誌ID(NCID):AN1055404X
内容記述
本稿は、対人援助職従事者において近年問題となっている、バーンアウトと感情労働の関係性について、事例分析を通じて検討したものである。感情労働とバーンアウトの関係性については、現在まで量的な研究が多くなされてきたが、一貫した結果が得られていない状態であった。それは、バーンアウト、感情労働ともに、個々人ごとに多様なプロセスが存在するにもかかわらず、量的な研究でこれらの現象、関係性を明らかにしようとしていたからである。しかし、一貫した結果が得られていない現状を踏まえると、量的な研究でこれらを明らかにするのはもはや限界といえるだろう。本稿はバーンアウトに至った事例と、予防的観点から、バーンアウトには至っていない日常の職務上での疲労の事例を挙げ、感情労働とバーンアウトの関係性について検討した。その結果、バーンアウト事例では、感情労働できない状況がバーンアウトにつながっている、感情労働がバーンアウトの直接的な原因ではないことが明らかになった。また、日常の精神的な疲労の事例においては、感情労働によって精神的な疲労を感じていることが明らかになった。
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/57411/1/aes20-039.pdf

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