紀要論文 動詞の第二中止形の意味と機能 : 姿勢変化動詞の分析
Meanings and functions of the second non-finite form of verbs : An analysis of verbs which express change in posture
ドウシ ノ ダイニチュウシケイ ノ イミ ト キノウ シセイヘンカドウシ ノ ブンセキ

森田, 耕平  ,  Morita, Kohei  ,  モリタ, コウヘイ

28pp.23 - 51 , 2016-02 , 大阪大学大学院文学研究科日本語学講座 , オオサカ ダイガク ダイガクイン ブンガグ ケンキュウカ ニホンゴガク コウザ
ISSN:09162135
NII書誌ID(NCID):AN10106606
内容記述
本稿は動詞の第二中止形(シテ)が姿勢変化動詞の文を分析し、以下の点を明らかにした。① シテは、シテがかかる動詞述語が表す主要な出来事と同時的に存在する、主体の結果状態を表す。主体の結果状態は、主要な出来事のために意図的に準備されたものである場合と、意図的に準備されたものではなく付随的な場合がある。この異なりは、典型的には、シテがかかる終止の位置の動詞述語(定形動詞)のアスペクトを完成相にした際に、主体の動作の先行性が前面化するか否かと相関する。② シテがかかる動詞述語が表す主要な出来事に対して、シテは「動作の姿勢」「動作の場所」「主体の内的側面の現れとしての身体部分の様態」といった関係的意味を表す。これらの関係的意味は連続的であり、シテのタイプやシテとニ格名詞の結びつき、シテがかかる動詞述語の特徴などから文法的に記述できる。② 関係的意味の違いがシテの機能の違いを示している。付随的な主体の結果状態を表す場合は修飾語的機能を持つが、意図的に準備された主体の結果状態として「動作の場所」を表す場合は状況語的機能を持つ。
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/55455/hnk28_023.pdf

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