テクニカルレポート 21世紀における、世界主要半導体企業のM&A(合併、買収)およびDivestiture(売却)の分析

中屋, 雅夫  ,  中村, 文亮  ,  魏, 暁丹  ,  中川, 功一  ,  Nakaya, Masao  ,  Nakamura, Fumiaki  ,  Wei, Xiaodan  ,  Nakagawa, Koichi

16-02pp.1 - 67 , 2016-02 , Graduate School of Economics and Osaka School of International Public Policy (OSIPP) Osaka University
内容記述
21 世紀の半導体産業では、買収・合併や一部事業売却が経営戦略の手法として広範に活用されている。製品機能の多様化や複雑化による技術上・事業上のリスクに応えるべく、新技術・新事業を獲得し、不要技術・事業を売却するなどの目的でこれらの手段が利用されているのである。本研究では主要半導体企業の買収・合併および一部事業売却を概観したうえで、それらが実際にどのような経営効果をもたらしているのか、基礎的な分析を行う。分析からは、コア事業の買収やサブ事業の売却が確かに業績の安定的上昇に貢献していること、サブ事業の買収は業績を悪化させる結果となっていることが示された。本稿ではさらに、Intel やTI など特徴的な買収・売却政策を実施している企業の事例分析も行い、実際に半導体産業ではどのように買収・合併、一部事業売却が使われているか、より具体的な経営の実態についても知見を得て、そこから買収・売却の活用に関する実務的な示唆を得ている。
This study shows the overview of the utilizations of mergers, acquisitions and divestitures in semiconductor industry in 2001- 2014. Merger, Acquisition and divestiture were used as standard management tools by every company in the semiconductor industry in 21st century. They used those methods to overcome the risk of technological or market change. From the fundamental analysis of the panel data, we find that mergers, acquisitions and divestitures brought somewhat good impact on financial performance. Additionally we achieved some case analyses to get the in-depth understandings of the effect of acquisitions and divestitures by semiconductor companies.

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