Technical Report 关于中国渔业资源管理模式的讨论 : 以舟山市为例

胡, 毓瑜  ,  三好, 恵真子  ,  Hu, Yuyu  ,  Miyoshi, Emako

2015-11pp.1 - 11 , 2015-09-07 , 大阪大学中国文化フォーラム , オオサカ ダイガク チュウゴク ブンカ フォーラム , Osaka University Forum on China
Description
21 世紀に入ってから、中国の発展の重心が大陸から海洋にシフトしつつある。2011 年6 月30日、国務院が正式に浙江省舟山群島新区の設立を承認し、舟山群島新区は中国4 番目の国家レベルの新区となった。さらに、2013 年1 月23 日、国務院は正式に「浙江舟山群島新区の発展計画」を発表している。しかしながら、海洋経済が急速な発展を遂げる半面、舟山海域の漁業資源が著しくダメージを受け、海洋汚染の問題も深刻になっている。特に1980 年代からの漁業資源の減少は著しく、これに対処すべく、政府の関連部門は様々な制度を制定してきた。しかしその効果は低いことも事実であり、その要因として、一部の研究者によれば、政府が漁業資源を管理しているものの、漁民に対するその管理が十分には機能していないと看取される。これが事実だとしても、「漁民はなぜ漁業制度を守らないのか」あるいは「政府はなぜ漁民を有効に管理できないのか」という疑問は解消されておらず、それらを明らかにすることにより、具体的な改善に繋がるのではないかと考えた。そこで本論文では、政府の公開データ・内部資料を参照しつつ、2014 年に実施した漁民に対するアンケート調査を再分析し、舟山における漁業資源管理制度の実行状況を明らかにした。さらに2015 年の現地調査と漁民・漁業局の役人へのインタビューなど質的調査の結果を分析することにより、「漁民の立場からは、漁業資源管理制度の内容が理解しづらく、守りたくないが、政府の立場からは、漁民の行動を管理するのが困難であり、管理したくないことも事実である」ということも分かってきた。したがって、現状の漁業資源管理制度では限界があると帰結され、さらなる検討が求められる。この課題を解決するためには、伝統的な処罰の方式に代わり、保障・奨励制度に代替してゆくことが、より効果的であると推定されるため、この保障・奨励制度の重要性並びに合理性と実行の可能性について、ゲーム理論により具体的に検討を試みた。
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http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/52436/1/dp2015-11huyuyu.pdf

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