紀要論文 外国人を対象とした福祉法の必要性
ガイコクジン オ タイショウ ト シタ フクシホウ ノ ヒツヨウセイ
Needs for "Foreigners Welfare Act" in Japan

高田, 充清  ,  タカダ, ミツキヨ  ,  Takada, Mitsukiyo

(14)  , pp.105 - 126 , 2016-03-00 , 同志社大学日本語・日本文化教育センター , Transcription:ドウシシャ ダイガク ニホンゴ ニホン ブンカ キョウイク センター , Alternative:Doshisha University Center for Japanese Language and Culture
ISSN:21868816
NII書誌ID(NCID):AA12331634
内容記述
研究ノート(Research Note)
滞日外国人は日本人とともに地域社会で生活し、また日本人と同様に生活問題を抱えている者もいる。生活問題を抱える者は国籍の別なく、地域で孤立して困難と向かい合っている。日本人と同様に社会福祉サービスの対象でありながら、日本人と異なってサービス提供から抜け落ちてしまうことも多い。その背景には、外国人という社会層が、社会福祉の対象となり得る日本人の社会層とは異なる固有性を持っているからであろう。戦後、日本の社会福祉は社会や人々の意識の変化に応じて、社会福祉の対象を拡充・細分化してニーズに応えてきた。多くの外国人が日本社会で暮らすようになった現在、社会福祉の対象をさらに拡充する時期を迎えた。そこで、社会福祉6法体制への経緯から、社会層に応じた柔軟な法整備の姿を確認し、次に福祉の対象となり得る滞日外国人の現況を概観する。そして彼らの抱える様々な生活問題の中から、社会福祉サービスの提供を受けている日本人にも通じる事例で、かつよく見られる典型的な事例をとりあげ、国際生活機能分類を参考にしつつ、滞日外国人の生活問題と日本人の生活問題の比較を行う。そこで日本人との相同性と滞日外国人の社会層が持つ固有性を示し、固有性に対応した福祉法という、公助による総合的な支援機能がないために生存権が侵害されている状況を述べ、滞日外国人という社会層を焦点とした福祉法の必要性を訴える。
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https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/22918/042000140006.pdf

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