Departmental Bulletin Paper 中学生の抑うつ症状と不安症状に対する学級規模の集団社会的スキル訓練の有効性の検討

岸田, 広平  ,  石川, 信一  ,  キシダ, コウヘイ  ,  イシカワ, シンイチ  ,  Kishida, Kohei  ,  Ishikawa, Shin-ichi

5 ( 1 )  , pp.59 - 71 , 2015-12-15 , 心理臨床科学編集委員会 , Transcription:シンリ リンショウ カガク ヘンシュウ イインカイ
ISSN:21864934
Description
研究論文
本研究の目的は,中学生の抑うつと不安に対する学級規模の社会的スキル訓練の有効性を検討することであった。本プログラムは全3回で構成され,中学1年生80名が分析対象となった。時期を要因とした1要因分散分析の結果,介入前から介入後にかけて,引っ込み思案行動が有意に改善していた。しかしながら,抑うつと不安については有意な改善はみられなかった。次に,全対象者の中から,抑うつ高群23名と不安高群14名を抽出し,各症状の改善効果の検討を行った。分析の結果,両群ともに介入前から介入後にかけて有意な症状の改善がみられた。また,抑うつ高群は3ヶ月フォローアップにおいても,抑うつの改善における維持効果が確認された。その一方で,不安高群については,不安の改善の効果量は大きいものの,有意な維持効果が確認されなかった。最後に,中学生の抑うつと不安に対する学級規模で行う社会的スキル訓練の有効性と今後の課題が議論された。
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https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/22805/047005010005.pdf

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