Departmental Bulletin Paper メンタルヘルスリテラシーへの介入プログラムの実践 : 中学校におけるパイロット・スタディ

肥田, 乃梨子  ,  石川, 信一  ,  高田, みぎわ  ,  ヒダ, ノリコ  ,  イシカワ, シンイチ  ,  タカダ, ミギワ  ,  Hida, Noriko  ,  Ishikawa, Shin-ichi  ,  Takada, Migiwa

5 ( 1 )  , pp.35 - 45 , 2015-12-15 , 心理臨床科学編集委員会 , Transcription:シンリ リンショウ カガク ヘンシュウ イインカイ
ISSN:21864934
Description
研究論文
本研究は,心の不調に関する心理教育がメンタルヘルスリテラシーの向上におよぼす効果について検討することを目的として行われた。本研究では,中学1年生99名を対象に,研究実施協力校に所属するスクールカウンセラーによって,宿泊研修の機会を利用した120分間の介入プログラムが行われた。介入プログラム「心の不調と対処法」では,心の不調の受容,自分自身で実行できる対処法についての検討(グループワーク),学内での相談先の紹介,そして大人へ相談することでの早期対応の必要性を扱った。他者に援助を求めるかどうかの態度の測定は被援助志向性尺度を用いた。また,メンタルヘルスリテラシーの測定は,不安症を呈する中学生の架空事例を作成した上で,それに対する回答から測定した。介入の結果,分析対象となった82名の内,不安症の症例が「心の不調である」と認識する者の人数が減少し,「心が弱い」「特別な問題である」という偏見や差別の意識が改善された。実験デザインや測度,そして介入プログラムの内容の改善が,今後の課題として挙げられた。
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https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/22803/047005010003.pdf

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