Departmental Bulletin Paper 予期しない政策効果を把握するための方策 : 政策評価の限界と政策リサーチへの展望
ヨキ シナイ セイサク コウカ オ ハアク スル タメノ ホウサク : セイサク ヒョウカ ノ ゲンカイ ト セイサク リサーチ エノ テンボウ
Methods for identifying unanticipated policy effects : limits in policy evaluation and prospects to policy research

北川, 雄也  ,  キタガワ, ユウヤ  ,  Kitagawa, Yuya

17 ( 1 )  , pp.107 - 118 , 2015-09-20 , 同志社大学政策学会 , Transcription:ドウシシャ ダイガク セイサク ガッカイ , Alternative:The Policy and Management Association of Doshisha University
ISSN:18808336
NCID:AA11408121
Description
研究ノート・資料(Note)
本稿の目的は、予期しない政策効果を把握するためにはどのような方策が有効であるかを理論的に検討することである。予期しない政策効果は、政策作成者が予測したものと異なる政策効果であり、政策を実施した後に発現する。とくに、本稿では、政策対象者に悪影響を与える予期しない負の政策効果に焦点を当てる。本稿では、予期しない政策効果を把握するために有効な方策を検討する際に、知識の不足、推論の失敗、価値観の相違、価値観の変容という四つの発現要因に着目した。これらの発現要因を考慮に入れると、政策評価の段階における予期しない政策効果の把握が有効である。くわえて、事後的かつ継続的な政策評価と政策の副次効果の把握という二つの要件を満たす必要がある。この二つの要件は、四つの発現要因に対応する。そして、発現要因に対応した二つの要件を基準として、現行の政策評価あるいは政策リサーチが予期しない政策効果の把握に有効であるか否かを考察した。その考察の結果、現行の政策評価は、二つの要件を満たさないため予期しない政策効果の把握に有効でないことが明らかとなった。他方で、政策リサーチは、二つの要件を満たすため予期しない政策効果の把握に有効であることが明らかとなった。
Full-Text

https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/22642/019017010008.pdf

Number of accesses :  

Other information