Departmental Bulletin Paper プログラム評価の日本における理論と実際 : 中央府省が実施する総合評価
プログラム ヒョウカ ノ ニホン ニオケル リロン ト ジッサイ : チュウオウ フショウ ガ ジッシ スル ソウゴウ ヒョウカ
The theory and practice of program evaluation in Japan:comprehensive evaluation in the central government

宗髙, 有吾  ,  ムネタカ, ユウゴ  ,  Munetaka, Yugo

17 ( 1 )  , pp.51 - 64 , 2015-09-20 , 同志社大学政策学会 , Transcription:ドウシシャ ダイガク セイサク ガッカイ , Alternative:The Policy and Management Association of Doshisha University
ISSN:18808336
NCID:AA11408121
Description
論説(Article)
日本の中央府省が行う政策評価制度における「総合評価」は、評価理論において「評価のプロトタイプ」とされるプログラム評価に該当し、政策の効果の把握、問題点の発見、情報提供といった機能が主に期待されている。しかしながら、2002年度からの総合評価の実施状況を見れば、その実施件数は低調であり、近年は減少傾向に転じている。また、実際の評価書を見れば、政策のアウトプットだけの記載にとどまる業績測定と変わらない内容であるため、政策効果の把握方法が不十分であり、それに伴い問題点の発見が不十分となっている例や、十分に情報提供機能が発揮されていない評価が一部で今なお存在する。このような状態になっている背景・原因には、評価を実施する体制(人員、資金、時間)が不十分であることだけでなく、近年の「評価」の名を冠した業績測定や政策分析の普及や、プログラム評価の手法や概念の認識不足、プログラム評価は外部が行うという風潮などがあげられる。したがって、これらの課題を克服し、プログラム評価としての総合評価を浸透させるためには、プログラムの概念や総合評価の役割を再認識するとともに、業績測定との連携や役割分担について検討すべきである。また、評価を実施すること自体を法令にあらかじめ規定しておくなど、その実施を制度的に組み込んでおくといった方策も考えられる。
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https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/22638/019017010004.pdf

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