紀要論文 中華民国期の高等教育分野における留学生政策 : 「庚款留学生」と「五校特約生」との比較研究
チュウカ ミンコクキ ノ コウトウ キョウイク ブンヤ ニオケル リュウガクセイ セイサク : 「コウカン リュウガクセイ」ト「ゴコウ トクヤクセイ」トノ ヒカク ケンキュウ
中華民国期の高等教育分野における留学生政策 : 庚款留学生と五校特約生との比較研究
Studying-abroad policies in the higher education of the republic of China period

高, 明珠  ,  コウ, メイジュ  ,  Gao, Mingzhu

17 ( 1 )  , pp.31 - 50 , 2015-09-20 , 同志社大学政策学会 , Transcription:ドウシシャ ダイガク セイサク ガッカイ , Alternative:The Policy and Management Association of Doshisha University
ISSN:18808336
NII書誌ID(NCID):AA11408121
内容記述
論説(Article)
本論では、『専科以上学校教員名冊』を用いて、1940年代前半において、中華民国教育部の資格審査に合格し、高等教育機関(大学、独立学院、専科学校)で教授・准教授を務めた2,403人のデータベースを作成した。留学経験者を日・米・仏・英・独という留学先によって5つのグループに分け、年齢・最終学歴・専門分野・職位の分布を明らかにした。当時40代以上の教員をみると、元日本留学生は、米国に次ぎ、人数上では第2位を占めていた。しかし、当時30代の教員をみると、比較的高いレベルの学位を取得した元イギリス留学生とドイツ留学生が、元日本留学生を圧倒していたことがわかった。さらに、「庚款留学生」と「五校特約生」の名簿を用いて、本論のデータベースには元「庚款留学生」が210名、元「五校特約生」が65名いることを確認した。単に人数だけをみれば、「五校特約」は、高等教育人材を育成する効果が小さかったといえるが、40代以上の日本留学経験を有する教員の3分の1が元「五校特約生」である事実からみれば、「五校特約」にも正の効果があったことを見過ごすべきではない。
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https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/22637/019017010003.pdf

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