会議発表論文 <Арнайы баяндамалар> Японско-центральноазиатские отношения в глобальном контексте

Уяма, Томохико

内容記述
Relations between Japan and the Central Asian countries have been developing in a variety of regional and diplomatic contexts, but neither Japan's complicated relations with Russia and China, nor its alliance with the United States, and has sometimes indirectly cooperated with China in Central Asia. Japan-Central Asia relations have been successful in avoiding being tossed by turbulent world politics, but such stability is not necessarily guaranteed to last long. Great powers are getting more and more ambitious and unpredictable, and in order to secure their independence in the international arena, the Central Asian countries are recommended to strategically expand their relationships with such middle powers as Japan.
日本の対中央アジア外交は、いくつもの地域的文脈の中で展開されてきた。一つは対旧ソ連地域外交の文脈であり、ロシア語やロシア・ソ連に関する知識が対中央アジア外交に活かされているが、対露政策と中央アジアを直結させる発想はこれまであまりなかった。最近は安部政権の日露関係緊密化政策の一環として、中央アジアにおける日露協力が模索されている。 二つ目のより重要な文脈は対アジア外交である。これは第一に、日本が中央アジアとの関係強化の手段として、他のアジア諸国で一定の成功を収めた経験のある開発援助や経済協力を重視してきたからである。また第二に、日本が歴史的にアジアのリーダー国として対アジア外交に高い優先順位を与えてきたからである。第三に、中国の台頭に伴い、中央アジアの地政学的重要性がさらに増してきているが、地理的条件の違いもあって、日本が中国と中央アジアに対する影響力を本格的に競うことは不可能である。むしろインフラ整備では日中の間接的な協力関係も見られる。 もう一つの文脈は日米関係だが、これは時に誤解されるように、日本が米国の利益を代弁しているということを意味してはいない。むしろ日本がグローバルな問題で米国に従属せざるを得ないことを埋め合わせるために独自外交を展開できる地域の一つが、中央アジアであると言ってよい。近年、民主化・人権問題をめぐる欧米との緊張関係のため、中央アジア諸国にとって日本は、先進国の中で最も良好な関係にある国の一つとなっている。世界的に大国間の競争が激化し、中小規模の国が大国に従属する危険が増している現在、中央アジア諸国は自らの対外政策の中に、日本をより戦略的に位置づける必要があるだろう。同時に、日本の援助・経済協力中心外交には限界も見えており、変化する世界経済の中で日本と中央アジア諸国がどのような協力関係を発展させていくべきか、双方が知恵を絞らなければならない。
中央アジア諸国日本研究カンファレンス 日程:2017年2月18日-19日 会場:カザフ国立大学東洋学部棟(アルマティ、カザフスタン)
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