Journal Article 過類(jati)をめぐって : ディグナーガに至るvadaの伝統の解明への一視点(第66回学術大会パネル発表報告)

小野, 基

64 ( 2 )  , pp.769 - 768 , 2016-03-20 , 日本印度学仏教学会 , The Japanese Association of Indian and Buddhist Studies
ISSN:18840051
NCID:AN00018579
Description
過去20年間にオーストリア科学アカデミーと中国蔵学研究中心,わが国の桂紹隆教授グループによるジネーンドラブッディ(8th c.)のPramanasamuccayatika(=PST)梵文写本の研究が進み,ディグナーガ(ca. 480-540)の論理学の実像と5世紀以前の認識論・論理学の諸相を従来より明確に記述する道が開けてきた.本パネルでは,PST梵文写本の第6(「過類(=誤難)」章の校訂に従事した3人の研究者が研究の最新成果を紹介し,ディグナーガの誤難論の全体像を解明するとともに,ディグナーガ以前の討論術・論理学の伝統がディグナーガの体系に取り込まれてゆく道筋の検討を通してvadaの思想史の解明に新たな一視点を提供することを試みる.
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