Departmental Bulletin Paper 幼児の歌記憶時に言語が及ぼす影響
Influence of language on song memory in preschool children

MATSUZAKI, Mami

17pp.219 - 226 , 2015-03-31 , お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科
ISSN:13448013
NCID:AA1231891X
Description
歌記憶は言語と音楽の総合記憶である。先行研究では、幼児が歌を記憶する際、歌詞に依存しているとされて\いた。そこで本研究では、子どもの歌記憶に影響を与える要素は何なのか、実験用に作成された12ペアの歌課\題を用いて実験を行った。39人の日本語母語者である幼稚園児が実験に参加した。幼児は個別に6ペアの日本語\(母語)と6ペアの中国語の歌(外国語)を聴き、1ペア聴くごとに、2つの歌が全く同じ( ○カード)、音楽か\歌詞が違うか(△カード)、全く違う(×カード)を選び、カラーボードを用いて回答した。結果、歌記憶の総\合得点と年齢、性別、音楽歴には相関関係はなかった。中国語と日本語の成績には正の有意な関連性があり、幼\児は言語に依存せず、歌を記憶出来ている事が分かった。また、調性の歌記憶については、低月齢の幼児の成績\が、高月齢の幼児より良い事が分かり、これは幼児が絶対音感から相対音感に移行する過程だからではないかと\推測した。音楽歴は、リズムの歌記憶との間に有意な正の相関があり、音楽教育がリズム認知に影響を与えてい\ることが明らかになった。
Full-Text

https://teapot.lib.ocha.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=39311&item_no=1&attribute_id=21&file_no=1

Number of accesses :  

Other information