Departmental Bulletin Paper Evaluating the bioactivity of recalcitrant seeds by vital staining after freezing in two temperate tree species, Quercus myrsinifolia and Q. glauca

Sugiyama, Anna  ,  Masumori, Masaya  ,  Tange, Takeshi

135pp.1 - 14 , 2016-08-23 , 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林 , The University of Tokyo Forests , Laboratory of Silviculture, Graduate School of Agricultural and Life Sciences, University of Tokyo , University of California, Los Angeles; Forestry and Forest Products Research Institute
ISSN:03716007
NCID:AN00162451
Description
論文
乾燥・低温耐性が低い難貯蔵性種子は,遺伝子資源保全のための長期的な保存ができない。このような種子の長期保存には,超低温凍結保存が有効であるとされているが,その方法は,まだ確立していない。本研究では,難貯蔵性種子であるシラカシとアラカシの種子を用いて,発芽試験と生体染色によって,種子の胚軸内の組織の生理活性を評価し,超低温凍結保存の可能性を探った。種子から種皮を除去した「胚」と子葉をも切除した「胚軸のみ」の二種類の供試体を調製した。また,凍結保存の際に耐凍性を高める効果があるとされる急速乾燥による予備乾燥の効果を,シラカシを用いて検証した。その結果,急速乾燥処理によって,発芽率と胚軸の活性が落ち,負の効果しか見られなかった。凍結後は,二種類の供試体の内,ほとんどの組織で,「胚」に比べ,「胚軸のみ」で活性が維持された。乾燥・凍結耐性は,胚軸内部の組織によって異なり,乾燥と凍結処理とでも異なった。予備乾燥を施さない場合,分裂組織を含むはずの内鞘は,凍結後も比較的活性が維持されることが明らかになった。このような組織から,組織培養技術によって個体再生ができれば,超低温凍結による保存が可能となるであろう。
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