Departmental Bulletin Paper Genetic diversity of teak populations in native regions and plantations in Myanmar detected by microsatellite markers
マイクロサテライトマーカーで明らかにされた自生地域におけるチーク天然集団とミャンマーにおける人工林の遺伝的多様性

Thwe, Thwe Win  ,  Watanabe, Atsushi  ,  Hirao, Tomonori  ,  Isoda, Keiya  ,  Ishizuka, Wataru  ,  Goto, Susumu

132pp.1 - 16 , 2015-03-25 , 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
ISSN:03716007
NCID:AN00162451
Description
チークはインド,ミャンマー,タイ,ラオスのアジア4ヶ国に天然分布する。ミャンマー以外では,さまざまな分子マーカーを用いた既往研究がある。本研究では,3ヶ国のチークの遺伝的多様性と比較するため,ミャンマーの4天然集団について15のマイクロサテライトマーカーを用いて遺伝的多様性を調べた。さらに,ミャンマーの6つの人工林を対象に,それらが天然集団と遺伝的に違うのかどうかを調べた。ミャンマーのアレリックリッチネスは4.91で,4.20のインド,2.68のタイ,2.14のラオスと比べて有意に高かった。ヘテロ接合度の期待値では,ミャンマー(0.609)はインド(0.748)よりも有意に低く,タイ(0.450)とラオス(0.356)よりも有意に高かった。また,集団間の遺伝的分化度は0.079で中程度であった。ミャンマーの天然集団が高い遺伝的な多様性と中程度の遺伝的分化度を示したことから,世界的にもその保全が重要だと考えられた。人工林の遺伝的多様性は天然集団と有意な違いはなく,UPGMA法によるクラスター解析でも両者に違いはなかった。本研究では,天然分布域の遺伝子資源としてのミャンマーのチークの役割とミャンマーにおける遺伝子保全や種子生産林としての人工林の役割を論じた。
論文
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