研究報告書 自動車製造企業の財務戦略 --トヨタを素材として-- : 藤月会論集第25号

京都大学経済学部藤井ゼミナール論文編集委員会

252016-03 , 京都大学経済学部藤井ゼミナール論文編集委員会
内容記述
本研究は自動車製造企業が発展した秘訣は何か、そしてその秘訣はどのように培われたのかという疑問を、特にトヨタ自動車株式会社を素材として明らかにするものである。我々が独自に構築した倒産過程のモデルに基づいた財務分析を用い、これらの問いに答えることで、競争に勝つ自動車製造企業の財務戦略の定石を明らかにする。トヨタの例から内部留保の戦略的活用が自動車製造企業にとって重要であることが明らかとなった。本源的な高リスクに対応するためのセーフティネットとして内部留保が機能するのである。トヨタは内部留保主体の財務戦略によって、昨今の水平統合型の組織を持つ競合他社に対し、優位に立っているのである。
This research investigates what are and how have been developed the secrets of managerial success in Japanese automobile manufacturers, with special reference to Toyota Motor. Answering these questions through financial analysis based on the bankruptcy prediction model we have originally developed, we identify the pattern of strategic finance that enables firms to fight successfully through competition. The investigations brought us to the concluding remarks that the key to success has been strategic use of retained surplus, which could effectively work as a safety net for intrinsic risks. With such financial strategy, Toyota has been keeping the advantage in comparison with its competitors adopting horizontal integration business model.
刊行のことば [1]
要約(ABSTRACT) [3]
序章 問題意識と分析モデルの提示 [7]
第1章 トヨタの財務戦略の強み--日産との比較-- [18]
第2章 トヨタの財務戦略の強み--GMとの比較-- [33]
第3章 トヨタの財務戦略のルーツ--必要性の観点からの分析-- [49]
第4章 トヨタの財務戦略の遂行--可能性の観点からの分析-- [79]
終章 トヨタの過去,現在そして未来--トヨタの教訓と自動車製造企業の財務戦略-- [92]
参考文献 [101]
ゼミナール活動記録 [109]
一年を振り返って [114]
編集後記 [120]
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http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/209000/1/zemi2016.pdf

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