Departmental Bulletin Paper 集学的治療により長期無再発生存が得られたS状結腸癌同時性多発肝転移の1例
A Case of Long-term Disease-free Survival Due to Multimodal Therapy for Synchronous Multiple Liver Metastases of Sigmoid Colon Cancer

八木, 亮磨  ,  亀山, 仁史  ,  阿部, 馨  ,  山田, 沙季  ,  細井, 愛  ,  田島, 陽介  ,  中野, 麻恵  ,  中野, 雅人  ,  島田, 能史  ,  若井, 俊文  ,  長谷川, 剛  ,  Yagi, Ryoma  ,  Kameyama, Hitoshi  ,  Abe, Kaoru  ,  Yamada, Saki  ,  Hosoi, Mana  ,  Tajima, Yosuke  ,  Nakano, Mae  ,  Nakano, Masato  ,  Shimada, Yoshifumi  ,  Wakai, Toshifumi  ,  Hasegawa, Go

129 ( 12 )  , pp.761 - 767 , 2015-12 , 新潟医学会
ISSN:0029-0440
NCID:AN00182415
Description
症例は71歳男性. 主訴は特になし. 検診で便潜血陽性を指摘され精査を施行, 肝両葉に計7個の多発肝転移を伴う進行S状結腸癌と診断された. 原発巣切除(pT3N1M1 (H2) pStage IV)を施行した後, Capecitabine+Oxaliplatin+Bevacizumabによる全身化学療法を計6コース施行した. 有害事象は特に認めず, Response Evaluation Criteria in Solid Tumors v1.1判定では縮小率は38.7%でありPartial Responseであった. 肝転移に対して切除可能と判断し, 肝外側区域切除+6か所の肝部分切除を行い, 治癒切除となった. 切除標本の病理組織結果では5病変に腺癌が認められ, S状結腸癌肝転移と診断された. 残りの2病変には残存腫瘍を認めなかった. 組織学的効果判定はGrade 2であった. 術後にUFT/UZELによる化学療法を6か月間行った. 肝切除から1年6か月後, 肝S5に孤立性の肝転移を認めたため, 肝S5の部分切除術を施行した. その後はUFT/UZELを継続し, 外来通院中である. 現在, 初回手術から5年6か月, 無再発生存中である. 切除不能・困難な肝転移を有する大腸癌に対して, Capecitabine+Oxaliplatin+Bevacizumabを用いた全身化学療法は有用である.
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