Departmental Bulletin Paper 血性乳頭分泌を主訴とした男性非触知非浸潤性乳管癌の1例
A Case of Nonpalpable Noninvasive Male Breast Cancer with Bloody Nipple Discharge

多田, 哲也  ,  武居, 祐紀  ,  齋藤, 敬太  ,  蛭川, 浩史  ,  Tada, Tetsuya  ,  Takesue, Yuki  ,  Saito, Keita  ,  Hirukawa, Hiroshi

129 ( 10 )  , pp.601 - 605 , 2015-10 , 新潟医学会
ISSN:0029-0440
NCID:AN00182415
Description
男性乳癌の頻度は, 全乳癌の1%前後, そのうち非浸潤癌は4.8~31.7%, さらに乳頭分泌のみで見つかった例はその20.0~38.7%といわれている. われわれは, 血性乳頭分泌にて発見された, 男性非触知非浸潤性乳管癌の1例を経験したので報告する. 症例は73歳男性, 主訴は左血性乳頭分泌, 既往歴は57歳より冠攣縮性狭心症にて服薬, 66歳時に胃癌で幽門側胃切除術を施行された. 現病歴は, 左血性乳頭分泌を自覚して当科受診, 分泌液細胞診で非浸潤性乳管癌(comedo type)の疑いとの診断であった. 乳管造影はカニュレーションできなかったために施行できず, MRIにて乳輪下に拡張した乳管と思われる所見を認めた. この乳管内に腫瘍がある可能性が高いと考えられたため, 単純乳房切除術を施行した. 病理診断は, 非浸潤性乳管癌(comedo type), 直径約7mm, 断端陰性であった. 術後経過は良好で, 手術後6年半を経過し, 無再発生存中である.
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