紀要論文 3 低血糖脳症の臨床 : 病態の理解と創薬に向けて(シンポジウム「糖尿病の合併症, 第699回新潟医学会)
Clinical Aspects of Hypoglycemic Encephalopathy : Toward Understanding the Pathogenesis and Drug Discovery

下畑, 享良  ,  池田, 哲彦  ,  高橋, 哲哉  ,  金澤, 雅人  ,  西澤, 正豊  ,  Shimohata, Takayoshi  ,  Ikeda, Tetsuhiko  ,  Takahashi, Tetsuya  ,  Kanazawa, Masato  ,  Nishizawa, Masatoyo

129 ( 7 )  , pp.350 - 354 , 2015-07 , 新潟医学会
ISSN:0029-0440
NII書誌ID(NCID):AN00182415
内容記述
低血糖症のなかで,グルコース投与によっても神経症状が改善しない重篤なケースは「低血糖脳症」と区別して呼ばれている.我々は,低血糖脳症の治療薬の開発を目的として,治療標的の同定につながる予後を増悪する因子の検討,および治療薬の評価を行う簡便な動物モデルの開発を行った.前者に関して,臨床像の解析では,血糖値,低血糖状態の持続時間,体温血中乳酸値,治療後高血糖が予後に影響を及ぼす可能性を見出した.また頭部MRIの解析では,異常信号病変の出現に,体温が影響する可能性が示唆された.後者に関しては,平坦脳波を短時間にし,人工呼吸器を使用しない,より生理的な低血糖脳症動物モデル(短時間昏睡モデル)を確立した.今後,これらの知見をもとに,低血糖脳症に対する神経保護療法の開発を目指したい.
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http://dspace.lib.niigata-u.ac.jp/dspace/bitstream/10191/44112/1/129(7)_350-354.pdf

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