紀要論文 社会科の教育内容を基盤にした統合カリキュラムに関する一考察 ― フォガティ&ストアーの所論を手がかりにして ―
A Study on the Integrated Curriculum Based on the Content of Social Studies: With Reference to Fogarty and Stoehr’s Theory

山田, 秀和

161pp.59 - 68 , 2016-02-25 , 岡山大学大学院教育学研究科
ISSN:1883-2423
NII書誌ID(NCID):AA12338258
内容記述
本研究の目的は,「統合(integration)」を視点にして社会科教育のカリキュラム編成論を体系化することである。本稿では,その一つの型として「社会科の教育内容を基盤にした統合カリキュラム」の形態を明らかにし,検討を行う。取り上げるのは,R. フォガティとJ. ストアーによるカリキュラム統合論である。フォガティらの統合カリキュラムでは,多重知能理論に基づいて様々な教科領域にわたる知識やスキル,能力を育成することがめざされている。本稿では,彼女らの著書で示された授業事例を社会科教育の一つの形に見立てて分析を行い,社会科の教育内容を基盤にして他教科領域へと学びを広げる統合のモデルを明確にした。これは,社会科のテーマや概念理解のために他教科領域の活動を組み込む統合のモデルと対比的なあり方を示すものとなっている。また,このモデルは,多様な領域に関わるホリスティックな学びを成立させることができる一方で,学習の目標や方向性が拡散し,社会に関する見方・考え方の深まりや体系化を促しにくいという課題を有している。
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