Departmental Bulletin Paper 仲間関係位相尺度の作成と友人および親との関係の検討
Peer relationships in pre-adolescence : Construction of the scale, relations with friends and parents
Peer relationships in pre-adolescence : Construction of the scale, relations with friends and parents
ナカマ カンケイ イソウ シャクド ノ サクセイ ト ユウジン オヨビ オヤ トノ カンケイ ノ ケントウ

中島, 浩子  ,  関山, 徹

Description
 本研究は, 中学生および高校生を対象に,保坂・岡村(1986)の仲間関係の発達の仮説にもとづいて「仲間関係位相尺度」を作成した上で,友人に対する感情および同調性,親からの心理的分離との関連を明らかにし,仲間関係の発達の仮説を検討することを目的におこなわれた。その結果,仲間関係位相尺度の「ギャング」因子は「信頼・安定」「独立」「同調性」と,「チャム」因子は「信頼・安定」「不安・懸念」「同調性」と,「ピア」因子は「信頼・安定」「独立」および「葛藤」の少なさ,「親からの心理的分離」と関連があった。また,「チャム」から「ピア」への移行においては,友人への「同調性」が減少していくにつれて,友人から「独立」する感情が増加していく傾向があった。なお,「チャム」の仲間関係位相が優勢な時期において,「チャム」因子は「信頼・安定」と結びついていたが,優勢な時期を過ぎると「不安・懸念」の影響が強まることが示された。このように仲間関係位相は学校段階との関連があることから,年齢に応じて仲間関係位相を移行させている者のほうが,友人関係を快適に過ごしやすいと推察された。
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