学術雑誌論文 子宮頸部腺様基底細胞癌の1例
Adenoid Basal Carcinoma of the Uterine Cervix: A Case Report

鹿沼, 達哉  ,  木暮, 圭子  ,  西村, 俊夫  ,  伊吹, 友二  ,  土田, 秀  ,  神山, 晴美  ,  飯島, 美砂  ,  中村, 和人

66 ( 1 )  , pp.11 - 14 , 2016-02-01 , 北関東医学会
ISSN:1343-2826
NII書誌ID(NCID):AN10585677
内容記述
症例は, 69 歳女性で, 初めて子宮がん検診を受けたところ, 細胞診で子宮頸部腺癌と診断された.翌月当科初診.コルポ診はUCF,経腟超音波断層検査では内膜は線状で菲薄,子宮腟部,頚管内,内膜腔から細胞を採取したが,再生細胞のみで陰性との結果であった. 内膜掻爬組織診では組織はほとんど採取されなかったが, 扁平上皮系のがんを疑う所見が認められた.MRI およびCT で病巣およびリンパ節腫大は指摘できず,早期の子宮内膜がんと診断し,1ヶ月後,腹式子宮全摘術と両側付属器摘出術を行った.摘出物の病理組織診断は,子宮頸部のadenoid basal carcinomaで浸潤の深さ(病巣の存在は最深部でも3 mm未満であった) は浅く, 脈管侵襲も認められないことから, 経過観察とした.手術から5年,再発なく経過している.子宮頸部腺様基底細胞癌が極めて希であるが, このような疾患に遭遇することも考慮し, 術前診断においては円錐切除術による病理診断を含め, 侵襲的検査も辞さない対応が必要と判断された.
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https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/9891/1/66_11.pdf

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