紀要論文 クブチ砂漠から採取した砂の堆積学的特徴
Sedimentary Aspects of Desert Sand Collected from Kubuqi Desert (Inner Mongolia, China)
クブチ サバク カラ サイシュ シタ スナ ノ タイセキガク テキ トクチョウ

赤平, 江莉香  ,  鎌田, 耕太郎  ,  勝川, 健三

117pp.73 - 79 , 2017-03-28 , 弘前大学教育学部
ISSN:0439-1713
NII書誌ID(NCID):AN00211590
内容記述
 クブチ砂漠から採取してきた砂試料について粒度分析を行った結果、細粒砂画分をピークとする細粒~中粒砂から構成されていることが確認され、砂漠のデューンを構成する一般的な風成砂の特徴を有することがわかった。細粒砂の比率がより高いことは、デューンとその隣接域にみられる、砕屑粒子の風によるふるい分けとエントレインメントに制約された粒子の集積のメカニズムを考えることで解釈可能である。鉱物組成としては石英が優占し、微量の磁鉄鉱、かんらん石、普通輝石が含まれる。円磨度が一般的な砂漠環境の風成砂と比べて比較的低いのは砂漠砂の成熟度がやや低いことを意味し、クブチ砂漠の形成時期が若いことを示唆する。採取試料が示すこのような堆積学的な考察は、オルドス高原が歴史時代以降の人為的な改変により砂漠化が顕在化した歴史的背景と調和的である。
本文を読む

https://hirosaki.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=2632&item_no=1&attribute_id=20&file_no=1

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報