Thesis or Dissertation 住宅移行期において「復興支援員」が果たしてきた役割 - 宮城県内での制度運用状況を事例として -
The role of “Regional Coordinator of Reconstruction” in the house shift period : Case study of system operating in Miyagi Prefecture

中沢, 峻

12pp.73 - 85 , 2016-03-18 , 弘前大学大学院地域社会研究科
ISSN:1349-8282
NCID:AA12016218
Description
2011年3月に発生した東日本大震災を受け、コミュニティの再構築などに向け、総務省の「復興支援員」が各地で支援活動を展開している。被災地では現在、仮設住宅から恒久住宅への住民の移転が本格化しており、コミュニティの再編が進んでいる状況である。そこで本論では、「住宅移行期」と呼ぶべき大きな環境変化の中にある被災地において、「復興支援員」が地域で果たしてきた役割や成果、逆に残された課題について明らかにする。方法としては中越地震の際に設置された「地域復興支援員」のサポートのモデルを土台とし、筆者がその後方支援に携わる宮城県内の「復興支援員」の計画・活動実態から考察する。結果として、以下の知見が得られた。復興支援員が果たしてきた役割は2点ある。一つは、「順応的な支援」として「足し算のサポート→掛け算のサポート」モデルが再構築されたことである。二つ目は、「住宅移行期」の長期化に伴う、「足し続けるサポート」である。前者は、中越で提示されたサポート移行モデルの実践による定着であり、後者はモデルの更新にあたる。成果は、「地域住民主体の活動の機運の高まりに寄与している」ことである。一方、課題として、「足し続けるサポート」・「足し算のサポートへの退行」を積極的な「順応」として評価することと、復興プロジェクト(計画)と活動実態が一致している事例の再検討の2点が導かれた。
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http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10129/5910/1/RegionalStudies_12_73.pdf

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