Departmental Bulletin Paper 奈良公園春日山原始林吉城川における底生動物相
The benthic invertebrate fauna of the Yoshikigawa River in the Kasugayama Primeval Forest, Nara Park

田村, 芙美子  ,  高野, 彩子  ,  鳥居, 春己  ,  吉成, 暁

17pp.25 - 34 , 2016-03-20 , 奈良教育大学自然環境教育センター
ISSN:21887187
NCID:AA11996234
Description
ニホンジカの個体数増加に起因する植生改変によって多くの生物に影響が出ていると予測される奈良公園春日山原始林内吉城川の2地点において底生動物調査を行った。2地点で3門4綱14目38科87種が採集された。両地点は近距離ながら、個体数、湿重量に明瞭な違いが見られ、生息環境の僅かな違いが影響していたと考えられた。調査地点の1地点は、谷ほか(1990) が25年前に調査を行っていた。谷ほか(1990) との比較の結果、当時よりトビケラ目でやや種類数が減少していたほか、他の目においても種類組成に変化がみられ、それらの生態的特性から、水量の減少など、河川環境が変化している可能性が考えられた。水質については大きな違いは認められなかった。
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