Journal Article 後天内斜視におけるPrism Adaptation Testによる斜視角増加に影響する因子の検討

河合, 愛実  ,  西川, 典子  ,  石子, 智士  ,  伊藤, はる奈  ,  山賀, 郁木  ,  菅原, 一博  ,  吉田, 晃敏

9 ( 3 )  , pp.268 - 270 , 2016-3
ISSN:1882-5176
Description
目的:後天内斜視におけるPrism Adaptation Test(PAT)前後の斜視角増加と臨床所見の関連性を検討する。対象および方法:PATを施行した後天内斜視のうち、網膜正常対応であった23例。遠見のPAT前後の斜視角の差が5Δ以内の群(6例:1群)と、6Δ以上の群(17例:2群)に分け、推定発症年齢、屈折、罹病期間、斜位の有無、PAT前後の斜視角を比較した。結果:PAT前後の斜視角は遠見で+27.6±12.8Δ(平均±標準偏差)から+39.2±16.1Δ、近見で+24.0±15.1Δから+38.2±18.7Δと有意に増加した(p<0.01)。1群と2群の比較は、推定発症年齢(7.3±4.4歳、26.0±16.0歳;p<0.01)、屈折(+1.30±5.51D、-3.37±3.48D;p<0.05)、斜位の有無(0/6(有/無)、9/8;p<0.05)に有意差を認め、罹病期間、PAT前後の斜視角に有意差を認めなかった。結論:網膜正常対応の後天内斜視ではPATにより斜視角は有意に増加した。発症年齢が高く、近視、斜位の保持が可能な症例は、斜視手術においてPAT後の斜視角を考慮することが望ましいと考えられた。
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http://amcor.asahikawa-med.ac.jp/modules/xoonips/download.php?id=2016053101

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