Journal Article 北海道の自治体に働く1~4年目新任保健師の困難な状況と対処方法および成長の自覚の変遷-フォーカスグループインタビューを通して-

藤井, 智子  ,  塩川, 幸子  ,  北村, 久美子

29 ( 2 )  , pp.107 - 113 , 2016-3
ISSN:0914-2630
Description
 本研究は、1~4年目の新任保健師の困難な状況と対処方法および成長の自覚の変遷を明らかにすることを目的とした。北海道の自治体に就職した新任保健師21名を対象に1年目、2~3年目、4年目の経験年数別にグループを編成しフォーカスグループインタビューを実施した。逐語録から質的に分析し、意味内容が類似したものをまとめ、小カテゴリー、中カテゴリーを抽出した。それらを経験年数別に更に意味内容が類似したものをまとめ大カテゴリーとした。大カテゴリーは4個抽出され【仕事で感じている困難な状況】【成長のための工夫や対処方法】【仕事での支え】【成長の自覚】であった。1年目は多くの困難な状況に直面し対処方法が見出されず自信が無い状況であった。また成長の自覚が少なく、周りの評価によって自覚していた。2~3年目も自身の無さや困難な状況は続き仕事のジレンマに直面していたが、工夫や対処方法が増え、目標を持ち活動していた。4年目は保健師としての土台ができたと自信を持つ一方、自分の発達課題とキャリアのバランスや行政職員としての課題を挙げていた。新任保健師の求めているOJTとして職場内の豊かなコミュニケーションを基盤とし、成長の段階を踏んだ事例検討の必要性が示唆された。
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http://amcor.asahikawa-med.ac.jp/modules/xoonips/download.php?id=2016051703

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