学術雑誌論文 気道狭窄を伴う肺癌術後再発病変に対し、人工呼吸管理下にて光線力学的治療を施行した1例

平井, 理子  ,  風林, 佳大  ,  遠藤, 哲史  ,  南, 幸範  ,  佐々木, 高明  ,  山本, 泰司  ,  大崎, 能伸

37 ( 4 )  , pp.429 - 434 , 2015-7
ISSN:0287-2137
内容記述
雑誌掲載版
背景. 出血・気道狭窄を伴う中枢気道の腫瘍に対する治療戦略として、緊急の止血・呼吸管理に加えて、局所的な腫瘍制御が重要である。症例. 59歳女性。右肺扁平上皮癌にて右中下葉切除術後、大量喀血を伴う呼吸不全のため気管挿管、人工呼吸管理となった。気管支内視鏡で、右主気管支を占拠する腫瘍塊と、その末梢からの出血を確認した。12時間後に気管支動脈塞栓術を施行したが、止血後も高濃度酸素下の呼吸管理を要した。高出力レーザー治療は危険性が高いと判断し、7日後に気道狭窄の軽減を目的として光線力学的治療(Photodynamic Therapy;PDT)を施行した。腫瘍は縮小し、人工呼吸器を離脱した。縦隔外部照射を追加し、局所再発病変は制御された。結論. 人工呼吸管理下においても、PDTは安全に施行可能である。中枢気道腫瘍に対して、PDTは緊急止血処置に続く待機的治療として有用である。
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http://amcor.asahikawa-med.ac.jp/modules/xoonips/download.php?id=2015111702

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