紀要論文 現代武道における勝敗観の本質に関する現象学的一考察二
ゲンダイ ブドウ ニ オケル ショウハイカン ノ ホンシツ ニ カンスル ゲンショウガクテキ イチコウサツ 二
The phenomenological Study on the Essence of the view of Victory and defeat in modern budo 2

藪崎, 聡||ヤブサキ, サトシ||Satoshi, Yabusaki

45pp.125 - 132 , 2016-03 , 関東学院大学工学部教養科教室
ISSN:02885387
NII書誌ID(NCID):AN00037653
内容記述
本研究においては継続課題である勝敗観の現象学的考察を行った。合気道開祖植芝盛平、少林寺拳法開祖宗道臣の思想を新たに題材としてとりあげ考察した結果、それぞれの目指す精神の境地や創り上げた技術構成の形には違いがあるが一定の共通点を見出すことが出来た。対戦において相手の存在をくじくことには全く関心を寄せておらずその意味ではゲームの思想が全く介在していないということであった。武道における競技の存在は常に大衆化を図るためのある種の方便としての側面をもち、一定の役割はあるがこれが進めば進むほど本質を大きくスポイルしかねないことが判明した。日本特有の精神を身体修練に投影したものの表れが武道の姿ともいえるので、他のスポーツ種目がゲーム実施を完成形態とする構造との相違は認識すべきであることが一層明らかになった。
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