紀要論文 中村敏雄の学校体育論と教育観 : 「中村-円田論争」に着目して
ナカムラ トシオ ノ ガッコウ タイイクロン ト キョウイクカン : ナカムラ エンダ ロンソウ ニ チャクモク シテ
A consideration of educational thought in Toshio Nakamura's theory about the PE : focusing on Nakamura-Enda argument

岡田, 悠佑

61pp.47 - 73 , 2016-07 , 関東学院大学経済学部教養学会
ISSN:0918807X
NII書誌ID(NCID):AN00104058
内容記述
本稿は,「中村-円田論争」における中村の主張に着目し,中村の学校体育論の基底にある思想としての教育観を明らかにすることを目的とした.「中村-円田論争」は,「スポーツ権」の確立を学校体育の目標とするべきだと主張した中村に対して,円田が身体形成を目標とするべきであると主張し,身体形成を学校体育の目標として位置付けない「運動文化論」を批判したことを契機として,円田の批判に中村が答える形で論争が展開した.そこで,論争における中村の「スポーツ権」の確立を学校体育の目標とするべきという主張と,学校体育の政治的利用の排除という二つの主張がなぜ両立するのかを課題として,それぞれの主張の根拠を検討した.そして,「スポーツ権」論と学校体育の政治的利用への批判は,ともに「国民の教育権」論における「私事性」を正当性の根拠としているがゆえに,中村の主張は両立しうることが明らかになった.つまり,「中村-円田論争」の分析から,中村の学校体育論の基底に,「国民の教育権」という教育観が存在することが明らかになった.
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