紀要論文 語頭破裂音の有声/無声の判別に関する考察
ゴトウ ハレツオン ノ ユウセイ ムセイ ノ ハンベツ ニ カンスル コウサツ
On the Voiced and Voiceless Discrimination of Word Initial Plosives

平坂, 文男

133pp.61 - 75 , 2015-12 , 関東学院大学[文学部]人文学会
ISSN:21898987
NII書誌ID(NCID):AN00048092
内容記述
過去の研究事例で日本語の語頭の破裂音の有声/無声の判別において、VOTよりもむしろ第一フォルマントのtransitionのdurationが主なcueとして働いていることが指摘されてきたが、どのような理由からそのような現象が生じるのかについては明確な説明がされて来なかった。本論文では、この点に関して、どのような条件下でVOTがcueとして作用しないのか(または作用するのか)に関して聴覚実験を行った。その結果、F1-transitionのdurationが短い場合には、VOTは日本語の語頭の破裂音の有声/無声の判別に影響を殆ど与えていないのに対して、F1-transitionのdurationが十分に長い場合には、VOTは日本語の語頭の破裂音の有声/無声の判別に大きく影響を与えている事が分かった。

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