Departmental Bulletin Paper 英語と日本語の語頭破裂音の音響分析
エイゴ ト ニホンゴ ノ ゴトウ ハレツオン ノ オンキョウ ブンセキ
An Acoustic Analysis of English and Japanese Word Initial Plosives

平坂, 文男

132pp.125 - 149 , 2015-07 , 関東学院大学[文学部]人文学会
ISSN:02861216
NCID:AN00048092
Description
本稿では、日本語と米語のそれぞれの母語話者より採取した音声サンプルを音響分析することにより、日本語と米語の語頭破裂音/p/と/b/において、その判別に関係するとされてきた、VOTとF1-transitionのdurationを抽出し、考察を行った。その結果、日本語においては、VOTが語頭破裂音の有声/無声に関与する可能性は極めて低く、むしろF1-transitionのdurationにより有声/無声の判別が行われている可能性が高いことが分かった。一方、米語の場合では、日本語の場合と同様にF1-transitionのdurationが有声/無声の判別において大きな役割を果たしていると思われるが、それと同時にVOTが有声の場合にはある程度限定的ではあるが有声/無声の判別に関与し、無声の場合にはF1-transitionのdurationと同様に大きく関与している可能性があると考えられた。

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