紀要論文 アダム・スミスの地代論と成長論
アダム スミス ノ チダイロン ト セイチョウロン
Adam Smith's Theory of Rent and Economic Growth

星野, 彰男

263pp.1 - 13 , 2015-04 , 関東学院大学経済研究所
ISSN:02870924
NII書誌ID(NCID):AN00302437
内容記述
スミスの経済成長論は,労働生産力が生産物の価値を(物量増加率以下で)増加させるという説(生産力価値説と略す)に立脚している。リカードが同説を退けたため,同説は彼によるスミス地代論=価値論破綻説の一環として,学説史上の死角となっていた。だが,スミス地代論=価値論は破綻どころか,事実上の差額地代認識を先行させ,後のマルサス『人口論』の成長批判に対処しうる成長理論=生産力価値説を基礎づけていた。同説の出自を究めたのは戦時日本のスミス市民社会論だ。その「同感」による諸行為評価論は,労働(才能)価値評価→生産力価値説と符合し,同説はスミスの根本思想に根差している。同説によって(国際)分業論が裏づけられ,政策如何による富と収入の増減も究明されうる。同説に内包される才能向上論(科学技術論・教育論等)の意義と普遍性を見直すことによって,成長論の閉塞性を打開することが可能となる。
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