紀要論文 ジョン・ロックの自然状態論(下)
ジョン ロック ノ シゼン ジョウタイロン ゲ
John Locke's Thinking of State of Nature (3)

渡邉, 憲正

264pp.72 - 94 , 2015-07 , 関東学院大学経済研究所
ISSN:02870924
NII書誌ID(NCID):AN00302437
内容記述
本稿(下)第3章では,政治的社会の諸権力を設定する段階においてロックが,1)政治的社会の諸権力もまた,自然状態において存在した諸権力(自然法および自然的権力)を実体的な基礎として構成したこと,2)国際的自然状態(「第3期自然状態」)においても,本来的自然状態論に示された論理にしたがって,侵略を原理的に否定しながら,他方で戦争の正当化を図ったこと,3)政府/統治の解体が自然状態への回帰(法的秩序への拘束の解除)をもたらすがゆえに,人民は既存の「統治」に抵抗し革命を行う..政治的社会を再措定する..「自然的権利」をもつと主張したこと,を論じ,かくて自然状態論がロックの政治的社会論全体を貫くものであることを示した。第4章では,ロック自然状態論を概括した上で,初期ロック『世俗権力二論』等との関わりから,ホッブズ自然状態論の理論構成を否定するに至ったロック自然状態論が歴史性をもたざるをえなかった所以について,考察を行った。
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