Departmental Bulletin Paper 学校文法を超えて(1) : 日本語との比較から見た英語
Beyond School Grammar : English in comparison with Japanese

平出, 昌嗣

Description
[要約] 文法とは言語を構成する語・句・文などの形態や機能に関する法則のことである。しかしその法則は,ただ一つ,絶対的なものがあるわけではなく,その言語をどう見,どう分析するかによって内容はおのずと異なってくる。歴史の流れの中で言語を変化として捉えたり,広く文化全般の中で捉えたりする見方がある一方で,また今使われている言語そのものに焦点を当て,それを理論化し,一つの規範として体系化しようとする見方もある。学校教育で採用され,実用目的で教えられているものはこのタイプになる。日本語では文節に基づく橋本文法,英語では5文型に基づくOnionsの文法などがその学校文法の土台になっている。それは社会で使用するのに正しいと判断される一つの標準的な型を提供するから,理論的で,秩序だっており,分かりやすく,学習しやすい。だがその反面,言語の背後にある歴史や発想法や文化を対象としなかったり,理論から外れた現実の言語現象を考慮しなかったりするため,ともすると形式的で表面的なものになる。本研究の目的は,互いにまったく異なる言語である英語と日本語の比較を土台に,さらにそこに歴史や文化という要素を取り入れながら,学校文法に捕らわれない広い視野から言語の仕組みを捉えることにある。本論では特に,言語とは何かという問題,そして語順の問題を扱う。
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http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/104455/S13482084-65-P295-HIRA.pdf

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