紀要論文 知的障害特別支援学校における道徳に関する検討 : 生活単元学習での取り扱いとより明確な位置づけの模索
Moral education in special schools for Pupils with interecutud disabilities : For further development in learning units through experience

細川, かおり  ,  眞城, 知己  ,  磯山, 多可子

内容記述
[要約] 本論文では,知的障害特別支援学校において,知的障害のある児童生徒を対象にした道徳教育はどのようにとらえれてきたか,また教育課程の中でどのように実践されているか,何が大切にされてきたかについて文献を概観した。また,知的障害特別支援学校での生活単元学習の実践における道徳の内容の位置づけの例を紹介しながら,今後の知的障害特別支援学校における道徳の位置づけのあり方について考察した。知的障害のある児童生徒の学習活動では生活経験との密接な関連性が重要であるが,道徳の内容はまさに日常生活と切り離すことができない要素である。領域・教科を合わせた指導は,単元の設定においてそもそも児童生徒の日常生活との関連が深いことから,必然的に道徳の内容を位置づける上で都合がよい条件を有している。新しくなる道徳で求められる他者とのより相互作用的な要素を取り入れた学習機会の設定という点でも生活単元学習をはじめとした領域・教科を合わせた指導の形態ならば,道徳を内容に位置づけやすいと考えられる。しかしながら他方で,これまで領域・教科を合わせた指導に関わる学習指導案の中に道徳の要素を明確に記載することは少なかったと考えられ,今後は,学習指導案や個別の指導計画により積極的に道徳の内容を明記する必要性があると思われた。
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http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/104437/S13482084-65-P129-HOSO.pdf

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