Journal Article 抗がん薬の進歩 : 『病の皇帝「がん」に挑む』を読んで
A history of cancer therapy : inspired by "The Emperor of All Maladies : A Biography of Cancer"

山本, 衣里奈

93 ( 2 )  , pp.69 - 75 , 2017-04-01 , 千葉医学会
ISSN:0303-5476
NCID:AN00142148
Description
[要旨] がんと思われる症例の記載は紀元前27世紀まで遡れるが,ある程度がん細胞特異的な治療薬が開発されるには1900年代初頭のPaul Ehrlichによる化学療法の概念提唱,そしてさらに数十年後のnitrogen mustardの臨床応用を待つ必要があった。その後,偶然,科学者の推測,スクリーニングにより多くの抗がん薬が臨床応用されていく。しかしがん遺伝子の発見を含むがんの分子生物学の飛躍的発展に伴う分子標的治療薬の登場は,新薬開発だけでなく,がん治療そのものに画期的なパラダイムシフトを起こした。今後もがん細胞の増殖メカニズム,代謝特性,転移,血管新生,免疫などに関わる様々な分子が標的となり,がん医療が進歩していくと期待される。
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http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/103419/93-2-69.pdf

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