Journal Article 近位手根列切除術後における橈骨手根関節の応力変化~ CT/有限要素解析による検討 ~

芝山, 昌貴  ,  シバヤマ, マサタカ  ,  SHIBAYAMA, Masataka  ,  松浦, 佑介  ,  マツウラ, ユウスケ  ,  MATSUURA, Yusuke  ,  鈴木, 崇根  ,  スズキ, タカネ  ,  SUZUKI, Takane  ,  國吉, 一樹  ,  クニヨシ, カズキ  ,  KUNIYOSHI, Kazuki  ,  高橋, 和久  ,  タカハシ, カズヒサ  ,  TAKAHASHI, Kazuhisa

91 ( 6 )  , pp.263 - 266 , 2015-12-01 , 千葉医学会 , チバ イガクカイ , The Chiba Medical Society
Description
【背景】近位手根列切除術(以下PRC)における応力変化を新鮮屍体で検討した報告は散見されるが,生体内で検討した報告はない。 【目的】PRC術後症例の応力変化を有限要素モデル(以下FEM)を使用して評価すること。 【方法】PRC術後患者の両側手関節を手関節掌屈位・背屈位でCT撮影しFEMを作成。各肢位での橈骨面に生じる応力を月状骨窩と舟状骨窩で測定した。 【結果】PRC側の月状骨窩への応力は掌屈位で1.51MPa,背屈位で1.67MPa,舟状骨窩への応力は掌屈位で1.53MPa,背屈位で1.54MPaであった。月状骨窩と舟状骨窩の圧比率はPRC側で掌屈位49.7%と50.3%,背屈位で52.0%と48.0%であった。 【考察】過去の新鮮屍体実験の結果と異なり,本研究では月状骨窩と舟状骨窩への応力はほぼ同等であった。この理由として,術後経過とともに関節症性変化が進行することで徐々に舟状骨窩へも力が伝達されるようになったため,新鮮凍結屍体での応力分布と異なる結果を示した可能性が示唆される。生体内での実際の応力分布を評価するうえで,FEMはその一助となりうるものと考えられた。
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http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/igakukai/91-6-263.pdf

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