学術雑誌論文 術前診断しえた左傍十二指腸ヘルニアの1例

和城, 光庸  ,  ワシロ, ミツツネ  ,  WASHIRO, Mitsutsune  ,  宮崎, 勝  ,  ミヤザキ, マサル  ,  MIYAZAKI, Masaru

91 ( 6 )  , pp.259 - 262 , 2015-12-01 , 千葉医学会 , チバ イガクカイ , The Chiba Medical Society
内容記述
症例は87歳女性。腹痛,嘔吐を主訴に当院受診。CT検査にて下行大動脈左側の左総腸骨動脈上縁付近から膵下縁に至る後腹膜腔に15㎝程度の回腸が脱出しており,内ヘルニアと考えられた。小腸造影にて,体位変換・圧迫などによって転位し難い,輸出入係蹄を伴う拡張した嵌入腸管を認めた。4年前に別疾患に対し施行したCTとの比較でも,脱出腸管は下腸間膜動脈背側を通過しており,左傍十二指腸ヘルニアと診断した。イレウス管による減圧治療行ったが軽快せず,開腹手術施行。精査にて回腸末端から約30㎝の回腸が,Treitz靭帯左側の径2.0㎝の間隙から約15㎝にわたり陥入していた。ヘルニア門に下腸間膜動脈の拍動を触れた。周囲組織との癒着により環納困難であったため,口側と肛門側の側側吻合を行った。術後経過は良好で,第14病日に退院。若干の文献的考察を加え報告する。
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http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/igakukai/91-6-259.pdf

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