学術雑誌論文 直腸原発リンパ上皮腫様癌の1切除例
チョクチョウ ゲンパツ リンパ ジョウヒシュヨウ ガン ノ 1セツジョ レイ
A case of lymphoepithelioma-like carcinoma of the rectum

佐塚, 哲太郎  ,  サヅカ, テツタロウ  ,  SAZUKA, Tetsutaro  ,  菅本, 祐司  ,  スガモト, ユウジ  ,  SUGAMOTO, Yuji  ,  福長, 徹  ,  フクナガ, トオル  ,  FUKUNAGA, Toru  ,  田﨑, 健太郎  ,  タサキ, ケンタロウ  ,  TASAKI, Kentaro  ,  太田, 拓実  ,  オオタ, タクミ  ,  Ota, Takumi  ,  竹下, 修由  ,  タケシタ, ノブユキ  ,  TAKESHITA, Nobuyuki  ,  浦濱, 竜馬  ,  ウラハマ, リュウマ  ,  URAHAMA, Ryuma  ,  會田, 直弘  ,  アイダ, ナオヒロ  ,  AIDA, Naohiro  ,  浅井, 陽  ,  アサイ, ヨウ  ,  ASAI, Yo  ,  石岡, 茂樹  ,  イシオカ, シゲキ  ,  ISHIOKA, Shigeki  ,  江口, 正信  ,  エグチ, マサノブ  ,  EGUCHI, Masanobu  ,  木村, 正幸  ,  キムラ, マサユキ  ,  KIMURA, Masayuki  ,  松原, 久裕  ,  マツバラ, ヒサヒロ  ,  MATSUBARA, Hisahiro

91 ( 3 )  , pp.107 - 112 , 2015-06-01 , 千葉医学会 , チバ イガクカイ , The Chiba Medical Society
ISSN:0303-5476
NII書誌ID(NCID):AN00142148
内容記述
症例は60歳女性。2013年2月に下血を自覚し前医を受診した。下部直腸に腫瘍性病変を認め生検にて直腸癌の診断となり,手術目的に当科紹介受診された。直腸診にて歯状線上の2時方向に腫瘍を触知した。血液生化学検査では貧血を認めたほかには腫瘍マーカーを含め特記所見を認めなかった。下部消化管内視鏡検査では歯状線にかかる左壁に,周堤が一部不整な3㎝大の潰瘍性病変を認め,生検にて低分化腺癌の診断であった。造影CT検査では腹腔内および骨盤内に有意なリンパ節腫脹は認められず,他臓器転移も認められなかった。以上から直腸癌の診断にて腹腔鏡下服会陰式直腸切断術を施行した。切除標本では歯状線上の直腸に35×30㎜大の2型病変を認めた。病理組織学的検査では密なリンパ球・形質細胞浸潤からなる間質を伴っており,腫瘍細胞の緩やかな結合性を示すシート状の増殖巣や索状配列,および孤立性となった腫瘍細胞の出現がみられ,carcinoma with lymphoid stroma (lymphoepithelioma-like carcinoma)に相当する所見であった。以上から直腸原発リンパ上皮腫様癌と診断した。直腸原発リンパ上皮腫様癌は極めて稀であり,大変貴重な症例と考え文献的考察を加え報告する。
本文を読む

http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/igakukai/91-3-107.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報