紀要論文 【研究ノート】「ワケダ」の意味用法
ケンキュウ ノート ワケダ ノ イミ ヨウホウ
The Meaning of ‘wakeda'

林, 旭巧  ,  LIN, Xuqiao

(31)  , pp.176 - 186 , 2015-09-30 , 千葉大学大学院人文社会科学研究科 , チバダイガクダイガクインジンブンシャカイカガクケンキュウカ , Graduate School of Humanities and Social Sciences
ISSN:1883-4744
NII書誌ID(NCID):AA12170670
内容記述
形式名詞「ワケ」+「ダ」文の先行研究として、寺村秀夫(1982、1984)、松岡弘(1987)、横田淳子(2001、2002)、大場美穂子(2013)などがあり、彼らはその意味用法の分類についても論述した。「「Qワケダ」では、Qは事実としては既定、既知のことである」(寺村(1984))と指摘されていたが、「既定・既知」とはなにか、さらに、「ワケダ」は「既定・既知」の範疇外の事柄を表すことができるか、など、先行研究にはまだ不明な点がある。 本稿では「ワケダ」について先行研究の「既定・既知」、「了解済み」観点を検討し、「ワケダ」の基本的な意味を規定して、それに基づいて「ワケダ」の意味用法を再分類する。 考察の結果、「既定・既知」は「すでに発生した事実」、「未発生の既定事実」、または「未確認の既定事実」であると判明した。「ワケダ」の基本的な意味は「ワケダ」を伴う文がある事柄を認識する際、内的な意味や本質を把握しながら、PとQの相互関係を「確認」ではなく「理解」するということである。そして、「ワケダ」の意味用法を「イ、既定未発生の事実への理解」、「ロ、既定既発生既確認の事実への理解」、「ハ、既定既発生未確認の事実への理解」の3つに分けた。
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