紀要論文 BSCSにおける変異の教授内容
BSCS ニ オケル ヘンイ ノ キョウジュ ナイヨウ
The Teaching Content of Variation on BSCS (Biological Sciences Curriculum Study)

大谷, 康治郎  ,  オオタニ, コウジロウ  ,  OTANI, Kojiro

(30)  , pp.122 - 140 , 2015-03-30 , 千葉大学大学院人文社会科学研究科 , チバダイガクダイガクインジンブンシャカイカガクケンキュウカ , Graduate School of Humanities and Social Sciences
ISSN:1883-4744
NII書誌ID(NCID):AA12170670
内容記述
本稿は、進化の教授で取扱われる概念の1 つである生物の個体間に見られる変異に関して、米国のBSCSによる生物教科書“BSCS Biology A Molecular Approach"の教授内容を分析したものである。分析の手法としては、各単元の内容およびその配列、教科書の記述および図版などにおいて、変異がどのように取扱われるかに着目した。 分析の結果、明らかになったことは、次の3 点である。・変異は進化への素材となるものとして定義づけられていること・ 遺伝の単元では、遺伝的変異と集団内の小進化が取扱われ、遺伝の教授内容と進化の教授内容を関連づける概念として変異が用いられていること・ 進化の単元では、変異は主に種の概念を獲得するために教授され、変異が進化の素材であることが繰り返し強調されていること このことから、遺伝と進化の教授内容は、変異によって関連づけられていることが明らかになった。よって、BSCSのカリキュラムでは、変異は進化と遺伝の教授内容を統合・体系化する概念として位置づけられている。
本文を読む

http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AA12170670/18834744_30_122-140.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報