紀要論文 韓国語教育におけるテキストとしての韓国小説とその表現(其の二)
カンコクゴ キョウイク ニ オケル テキスト ト シテ ノ カンコク ショウセツ ト ソノ ヒョウゲン ソノニ
Korean Novel and the Expression as Text for Korean Language Education( 2)

辛, 大基  ,  シン, ダイキ  ,  SHIN, Daiki

(30)  , pp.92 - 104 , 2015-03-30 , 千葉大学大学院人文社会科学研究科 , チバダイガクダイガクインジンブンシャカイカガクケンキュウカ , Graduate School of Humanities and Social Sciences
ISSN:1883-4744
NII書誌ID(NCID):AA12170670
内容記述
韓国語小説における文章の特徴に関して、前節までの考察によると最近の新進作家が好む表現は簡潔で単調なものであることが分かった。その主な原因として若者の意識の変化やそれに伴う小説に対するニーズの変化が考えられた。その変化は1990年代の後半から始まり、その背景にはビデオおよびパソコンの普及という社会的事情があった。このような変化を最も明らかに示唆したのが各年度の審査評であったが、本稿は90年代後半の作品からそのような変化を見出せるか、実際の作品を取り上げて考察を試みた。そこから分かったことは審査評で示唆した変化を実際の作品が概ね反映していた事実である。96年、97年の作品は表現力の豊かな作品が多く、従来小説の文章的な趣を引き継いでいたが、98年からは、表現力を重視しないと示唆した審査評のコメントどおり、実際の作品においても徐々に変化が現れ始めた。平凡な表現をもつ作品が目立つようになり、さらに99年や2000年に至ると表現の単調化は一層進み、2013年の作品集に見られた表現の特徴と変わらない特徴を見せていることを確認した。
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http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AA12170670/18834744_30_92-104.pdf

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