Departmental Bulletin Paper 高校生の学業的援助授与および抑制態度における検討 ― 達成目標志向性およびコンピテンスの認知による因果モデルの構築 ―
Academic Help-Giving and Attitudes toward Help-Giving of the High School Student - Construction of the causal model about Achievement Goal Orientations and Perceptions of Competence -

吉田, 卓司  ,  松浦, 均  ,  YOSHIDA, Takashi  ,  MATSUURA, Hitoshi

Description
本研究では、高校生の学習上の援助行動である学業的援助授与およびその抑制態度の特徴を検討した。そのために授業内での援助行動を想定し、援助要請者を親しいクラスメイトおよびそれほど親しくないクラスメイトに区別して質問紙調査を行った。その結果、高校生の学業的援助授与には、放任的援助授与、熟考的援助授与、助言的援助授与が、その抑制態度には、回答への不安、理解不足による回答困難、要請者への抵抗感、人間関係への不安、説明への不安、能力感への脅威の存在が明らかになった。さらに「動機づけ-抑制態度-援助授与」の因果モデルを構築し、検討を行った結果、熟達目標は助言的援助授与に直接、または回答困難を媒介して熟考的援助授与に、遂行接近目標は人間関係への不安を媒介して、助言的援助授与に正の影響を与えることが明らかになった。また、遂行回避目標は、人間関係への不安を除く5つの抑制態度に正の影響を与え、一方、社会的コンピテンスは、要請者への抵抗感を除く5つの抑制態度に負の影響を与えることが明らかになった。援助要請者別の因果モデルにおいては、放任的援助授与に与える影響の違いなどが確認された。
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