Departmental Bulletin Paper 制度変動の過程(1)
Process of Institutional Change(1)

村上, 直樹  ,  MURAKAMI, Naoki

Description
制度変動には様々なケースが存在する。制度変動の過程も多様である。ただ、多様であるとはいっても制度変動の過程にはいくつかのパターンが見出されることも事実である。そして、そのパターンに従って多様な制度変動のケースをいくつかの類型に区分することも可能である。つまり、その過程に着目して制度変動の類型を設定することも可能である。そうした類型として我々が設定しているのは、変革型制度変動、誘導型制度変動、累積型制度変動、連鎖型制度変動の四つである。多元的制度論は、この四つの制度変動の過程を説明する必要がある。ただ、我々はこれらの中でもとりわけ変革型制度変動の過程に焦点を当てることにしたい。その理由は、変革型制度変動が、経験的にもっとも多く観察される代表的な制度変動の類型だからである。我々は、本号から数回にわたり、変革型制度変動の過程を詳細に説明していくが、まず本号では、変革主体並びに変革志向主体に関する説明を行い、その上で、どのような時点で変革型制度変動が始まるのかを指摘する。また、変革(志向)主体が形成される過程がどのようなものであるのかも明らかにする。ついで、変革型制度変動において大きな役割を果たしている変革(志向)主体以外の諸主体抵抗主体、変革支援主体、変革容認主体、変革否認主体に関する説明を行うとともに、変革(志向)主体の類型区分も呈示する。
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